北川毅プロフィール

北川毅
名前:北川 毅(きたがわ たけし)
資格:鍼灸師
  • 一般社団法人健康美容鍼灸協会代表理事
  • 一般社団法人日本美容鍼灸協会代表理事
  • YOJO SPA(東京・港区)オーナー
  • 専門学校浜松医療学院副校長
  • 一般社団法人日本中医学会評議員

著書・監修
『健康で美しくなる美容鍼灸』
(BABジャパン)
『DVD美容鍼灸の実践』
(医道の日本社)

健康美容鍼灸を学ばれる皆さんへ

鍼灸は、古代の中国に発祥し、特定の症状や疾患の治療を目的として今日まで広く行われています。 鍼灸には約3000年の歴史があり、鍼灸治療が始まった当時と現代では、人々の生活はかなりの相違があるであろうことが推察されます。 そのため、現代の鍼灸師が利用者のニーズに適切に応えるためには、今昔の生活環境や社会の相違を明確に認識し、現代における鍼灸の使命と可能性について深く検討すべきでしょう。 例えば、昔は多くの人々が農作業を始めとする「肉体労働」に関わっていました。 「ストレス社会」と呼ばれる現代では、多くの人々が「頭脳労働」に携わるようになり、先進国では人間関係や仕事上のストレスに悩む人が増えています。 また、現代ではPCやスマートフォンの電子機器が広く普及し、多くの人々が使用を強いられるようになりました。 そのため、鍼灸治療も以前は膝痛や腰痛など、肉体的な不調を抱える人を対象として行われていたと推測されます。 現代では、頭脳労働、ストレス、電子機器の使用などに起因して、眼精疲労、ドライアイ、顎関節症、緊張性頭痛、後頚部や背部のこりや痛み、心因性腰痛、イライラ、鬱症状、不眠、肌荒れが急増しています。 このような生活環境の変化に伴うストレスが原因の現代病の予防と治療に対して積極的に取り組むことは、現代の鍼灸の使命と可能性であるといえるでしょう。 現代で鍼灸が真価と普遍性を発揮するためには、「温故知新」という言葉が示すように、古いものを古いままにしておくだけでなく、新しい時代の状況に応じた工夫や革新が必要だといえるでしょう。

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